男性の職業としての看護師の魅力2002年の法改正の画像

全体の比率から見れば、女性に比べまだまだ少ない男性看護師ですが、着実に増えて来ています。

もともと力仕事の要素のある仕事内容に加えて、看護の世界に男性が加わることで、新鮮な物の見方や雰囲気に、期待を寄せる声も少なくありません。

看護師は2002年3月の法改正による呼称の画像

看護の画像

旧「保健婦助産婦看護婦法」では、女性は「看護婦」、男性は「看護士」と呼ばれていましたが、2001年に「保健師助産師看護師法」として改正され、2002年3月から男女関係なく「看護師」として、呼び方が統一されました。
これに伴い、
「准看護婦⇒准看護師」
「助産婦⇒助産師」
「保健婦⇒保健師」
「看護婦長、看護士長⇒看護師長」
と呼ばれるようになりました。

男性看護師の割合は、まだ全体の4.7%程度だが、確実に増加する傾向の画像

就業看護師数・准看護師数の年次推移の画像

厚生労働省:「平成18年度保健・衛生行政報告(衛生行政報告例)結果(就業医療関係者)の概況」より

就業「看護師」(以下「看護師」という。)は811,972人(男38,028人、女773,944人)で、前回に比べ51,751人(6.8%)増加しています。年々増えている傾向にあります。

一方就業「准看護師」(以下「准看護師」という。)は382,149人(男23,462人、女358,687人)で、前回に比べ3,811人(1.0%)減少し、年々減少傾向が見られます。

男女別に見ると、看護師は、男女ともに増えているのが分かります。男性看護師は、女性看護師ほどの増加ではありませんが、徐々に増えているのが分かります。

これに対し、准看護師は男性では僅かながらも増えていっているのが分かりますが、女性では減っていく傾向が見られます。

就業看護師数の年次推移 男女別の画像

厚生労働省:「平成18年度保健・衛生行政報告(衛生行政報告例)結果(就業医療関係者)の概況」より

就業准看護師数の年次推移 男女別の画像

厚生労働省:「平成18年度保健・衛生行政報告(衛生行政報告例)結果(就業医療関係者)の概況」より

男性の場合は、看護師・准看護師ともに、毎年少しずつ増えていっていることが分かります。とは言っても、男性看護師の現状を見てみると、具体的には男性看護師の割合は、全体の4.7%程度、准看護師でも6.1%に過ぎず、まだまだ少ない存在であることには変わりはありません。

男性看護師の割合の画像

厚生労働省:「平成18年度保健・衛生行政報告(衛生行政報告例)結果(就業医療関係者)の概況」より

男性准看護師の割合の画像

厚生労働省:「平成18年度保健・衛生行政報告(衛生行政報告例)結果(就業医療関係者)の概況」より

男性看護師の画像

しかし、男性看護師は、徐々にですが、着実に増加する傾向にあり、さまざまな病院でも見かけるようになってきています。

男性が生涯の職として選ぶのにふさわしい仕事の画像

昔は、女性の看護師を「看護婦」、男性の看護師を「看護士」と呼んでいました。精神病院では、暴力を示す患者には男性の対応が必要ということで、男性が「看護夫」と呼ばれて看護業務をしていた時代もあります。

実際の現場でも、患者さんなどの移動のときなどは、「やっぱり男性がいてくれると助かるわ~」と思う女性看護師も多いようですし、患者さんの方も、力仕事に関しては、安心して男性看護師に身を任せられるようです。

力が強いこと以外にも、機械に強い人が多いことなど、その方面での戦力にされることは確かにありますが、決してそればかりが男性看護師の仕事というわけではありません。機械類の扱いついては、女性も男性も、同じように研修を受けますし、力仕事についても、楽にこなすコツを女性の看護師も男性に頼る必要がないように、きちんと覚えていきます。

少なくとも患者に拒否されない限り、性差による業務の差はないのが看護師の仕事です。「看護婦さん」と呼ぶのにすっかり慣れてしまった私たちは、確かに男性に看護されることに慣れていないとろころがあるのは事実です。また、男性看護師に体を拭かれたりすることには、抵抗を感じる患者さんも少なくはないかもしれません。

しかし、最近は、医療が専門化される傾向もありますし、手術室や透析室、内科や整形外科などの病棟にも配属され活躍している男性看護師も出てきています。女性ばかり社会だった看護の世界に、男性の意見が加わるのは、とても新鮮だという女性看護師の評もあります。

会議の画像

一面から見ると看護師の仕事は、肉体労働とも言える力仕事の要素のあることは確かですし、男性看護師に対する需要も今後、もっともっと高くなってくると思われます。

男性の中には、「人の役に立ちたい」、「人に喜ばれる職業に就きたい」という思いから、看護を目指す人もいます。 しかし、そういう動機を取り除いて、お金という対価を得る職業としての看護師という仕事を眺めてみても、看護師の仕事は、仕事に困ることなく、しっかりと安定した収入が得られる仕事であるということが言えます。

長く働いた職場が倒産したり、一生懸命勤めた職場でリストラに遭ったりするお父さんたちも多い世の中にあって、そういう憂き目とは無縁でいられる職業なのです。看護師は、絶対的な資格を得て、キャリアを積んでいける職業であることも事実なのです。

「認定看護師」、「専門看護師」、「助産師」、「保健師」、「看護師長」などになる道が開けているのも、女性看護師の場合と同じです。そういう意味でも、看護師の仕事は、男性が生涯の職として選ぶにも、ふさわしい仕事と言えます。

前のページ 次のページ
臨床工学技士の求人・転職ならジョブスルー  放射線技師の求人・転職ならジョブスルー  臨床検査技師の求人・転職ならジョブスルー