シフト制による特殊な勤務時間の画像

入院患者を抱えているような大きな病院では、いつ患者の容体が急変するかわかりません。夜間急病人が入ることも考えられますし、基本的には24時間体制で、患者の容態の変化に、いつでも対応することができる体制を整えておくようになっています。

このため看護師の勤務時間帯は、他の職種に比べて特殊なものになっています。

就業先によっても勤務形態は異なりますが、一般的に「2交代制・3交代制」でシフトが組まれ、それに従って勤務することになります。

3交代制についての画像

3交代制は看護師の勤務スケジュールで多く利用されているシステムです。24時間を3等分した8時間ずつを日勤・準夜勤・夜勤の3つの勤務時間帯に分けて、ローテーションによって、振り分けるようにしています。勤務先によって多少のズレはありますが、大体のところは、
日勤 ⇒8:30~1700
準夜 ⇒16:30~1:00
深夜 ⇒0:30~9:00
となっているようです。

3交代制の場合は、大体準夜勤は月に4~8回、深夜勤は月に2~4回程度が一般的なようです。
全体的な割合としては、7割程度までが3交代制のシフトを組む医療機関や病院であると言われて来ましたが、最近では、2交代制を採る病院も増えて来ました。

2交代制についての画像

3交代制以外に、2交代制を採っているところもあります。2交代制では、看護師の勤務を、日勤と夜勤の2つの時間帯に分けています。
日勤と夜勤の時間帯の振り分け方は、病院によって形態は異なりますが、もっともオーソドックスなものとしては、日勤は日中の約8時間、夜勤は日勤の時間帯以後の、夜を中心にした約16時間の勤務が一般的となっているようです。一般的には、
日勤 ⇒8:30~17:00
夜勤 ⇒16:30~9:00
中には、日勤が昼間を中心に12時間勤務、夜勤や夜を中心に12時間勤務というように、単純に1日24時間を2等分する形で勤務時間を決めている医療機関や病院もあるようです。

2交代制の場合は、看護師は、日勤の間に、夜勤を、1カ月の間に5~10回入れるようなかたちで仕事をしていくようになります。夜勤の数は、病院によって異なります。

仕事は、勤務に就く前の「申し送り」から始まるの画像

看護師の仕事は、まずその前の勤務に就いていた看護師から「申し送り」を受けるところから始まります。

「申し送り」とは、引継ぎのことで、勤務終了時に、次に勤務に入る看護師に、患者さんの状態・経過・予定・注意などを伝達することです。

3交代制の日勤の看護師は、深夜勤の看護師から、準深夜勤の場合は日勤の看護師から、深夜勤の看護師は準深夜勤の看護師から、申し送りを受けます。 2交代制の日勤の看護師は、その前に勤務に就いていた夜勤の看護師から、夜勤の看護師はその前の勤務の日勤の看護師から受けます。

日勤の朝の仕事は、まず検温や血圧といった朝の最初の検診からスタートするのが通常です。場合によっては、深夜勤の人と共同で検診を実施する場合もあります。昼食の際は配膳も行います。

準夜勤の場合は、夕食の時間が入りますから、準夜勤の看護師に限らず患者さんの中には、食事の前後で薬を服用する必要のある患者さんに対して、薬を与えたりします。その際、服用する薬の説明や注意を与えたりもします。夕食の準備や配膳も行います。

採血の画像

深夜勤は、看護師にとって、もっともきつい時間帯といわれています。看護師自身の睡眠・体調コントロールが必要になります。病室の見回りや、呼び出しに応じて患者さんのもとへ行ったり、カルテから患者さんの状態把握し、医師の指示、看護処置の確認、注射や薬の確認などを行います。指示の見落としや看護処置に誤りがないように、情報収集は集中して行います。

病状について、告知を受けた後の患者さんの中には、精神的なダメージから、恐怖や不安で眠れない方もいらっしゃいます。少しでも精神的な安らぎを得られるように、患者さんの話をよく聞くなどして、緊張の緩和を図ります。必要に応じて、入眠剤などを渡したりもします。

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