一般的に大規模病院で働く看護師の方が給料や待遇はいい?の画像

病院人数規模別女性看護師の平均年収の画像

厚生労働省:「賃金構造基本統計調査」(2000年2月)より

病院人数規模別女性看護師の年収(万円)
企業規模(人数) 年収(万円) 超過労働時間 所定内労働時間
1000~ 505 12時間 158時間
100~999 470 5時間 159時間
10~99 435 7時間 165時間

厚生労働省の「平成20年度賃金構造基本統計調査」では、従業員数による病院の規模で、年収を分けて見ています。

図は病院の人数、10~99人、100~999人、1,000人以上に分けて、平均年収を割り出したものです。

女性看護師について見ると、従業員数が1,000人以上の大規模病院の方がずうっと年収がいいことが分かります。何と約70万円も!!従業員数10~99人の小規模病院に比べて、年収がいいことが分かります。

残業(超過労働時間)については、小規模病院の方が7時間と、大規模病院の12時間に比べて、少ないように見えますが、所定内労働時間が大規模病院の方が7時間も少なくなっています。

実際に働いた時間を考えると、小規模病院では172時間、大規模病院では170時間と、大規模病院の方が少ないことになります。少なくとも女性看護師について言えば、大規模病院は、’少なく働いて、しかも収入がいい’ ということになります。

同じように、男性看護師について見てみましょう。

病院人数規模別男性看護師の年収(万円)

厚生労働省:「賃金構造基本統計調査」(2000年2月)より

病院人数規模別男性看護師の年収(万円)
企業規模(人数) 年収(万円) 超過労働時間 所定内労働時間
1000~ 465 12時間 158時間
100~999 446 5時間 159時間
10~99 497 7時間 165時間

すると、男性看護師については、従業員数10~99人の小規模病院の方が年収はよくなっています。

これは、女性看護師と違って、男性看護師は結婚しても同じ職場で仕事を続ける男性看護師は、職場に居続け、同じ病院で勤続年数を積み重ねていくことになり、ある意味職場で信頼を受け、そのことが年収に反映しているのかもしれません。

従業員数10~99人の小規模病院で見る限り、年収については、男性看護師は、女性看護師よりも、62万円も高くなっています。

家庭の事情に縛られない男性の場合は、大規模病院のように、仕事が細かく分化されていない小規模病院の中で、時間の中で仕事を一手に引き受けていることもあるのかもしれません。急患で呼び出されたり、勤務スケジュールの変更にも柔軟に応じているのかもしれません。

男性看護師は、1人頭の仕事が重視されやすい、規模の小さな病院で評価を受けているようなところがあるかもしれません。一般的に規模の大きい病院に勤める看護師の給料は、規模の小さい病院の看護師の給料よりも高い傾向があります。規模の大きい病院の方が安定している分、コンプライアンスも守られているのが普通です。これは病院に限らず、企業一般に言えることです。一般的に年収だけでなく、労働条件や待遇などもやはり大規模病院の方がいいということは一般的にはいえます。

要するに、一般的な就活において、新卒者が中小企業に入社したがらず、大手ばかりを狙うのと同じようなことは、看護師の仕事についても言えるのです。しかし、収入や労働条件など目に見えるもの以外にも、人間関係や移動の問題、それに伴う患者さんとの関わり合いの中で、どういう病院の中でやりがいを感じるかは、人によって異なる部分があるかもしれません。

患者の画像

ここで大事なことは、看護師は、需要と供給のバランスの崩れた売り手市場の立場にあるということです。

看護師の慢性的な人手不足に悩み、看護師を募集している病院は多いのです。不況の時勢にあって、転職も可能なら、職場を選べる立場でいられるのが看護師です。

病院を選ぶなら、こうした病院規模による差も知った上で、自分の条件に適う職場を選んでいくようにしましょう。

前のページ 次のページ
臨床工学技士の求人・転職ならジョブスルー  放射線技師の求人・転職ならジョブスルー  臨床検査技師の求人・転職ならジョブスルー