看護師にもいろいろある?~動物看護師の話の画像

看護師資格を持っていなければ、看護師として勤務することのできない人間相手の看護師と違い、動物看護師の資格には法的な位置づけはありません。動物看護師認定試験は、民間団体である「動物看護師」の認定は、「日本動物看護学会」「日本小動物獣医師会」 「日本動物病院福祉協会」などでおこなっています。獣医ではない以上、医療行為はできないのは、人間の場合と同じです。

カルテの管理を行い、入院ペットに対する体調管理など、ペットの治療の進み具合いや体調の変化まですべて把握し、獣医師に的確に伝え、獣医師の指示によって、血液検査を行ったり、ふん便の検査、時にはレントゲン撮影等の補助や薬の処方までおこないます。中には人間の総合病院なみの待ち時間になる動物病院もあり、24時間対応の動物病院なども増加する中で、残業時間も長くなっています。

診察の補助、手術があればその補助、投薬、入院ペットの世話、病院内の清掃・消毒、そして飼い主の方へのフォローなど、多くの仕事をこなすのも、人間の看護師と同じです。 さらに大型犬などの診療もあれば、怪我をして暴れてしまう動物なども多く、人間の看護師以上に体力仕事である場合もあります。

また、人間の病院と違って内科・外科などの科による区別はありませんから、オールマイティーにすべてをこなすようになります。

資格がなくても動物看護師として勤務することは可能ですが、こうした器具の扱いや専門用語は、獣医さんの立場から見ても、まったくの素人よりも使いやすくなります。もしもペットの命に別状でもあれば、人間の家族同様に飼い主を悲しませることになり、やはりある程度の知識は必要だともいえます。

「日本動物看護学会」で行った動物看護師試験で、過去の合格率を眺めると、2003年の第1回目が88% 、第2回目が72% 、第3回目が78% 、第4回目が85% 、そして第5回目が81%・・ と、すべての人が合格できるわけではありません。

動物看護師の画像

折からのペットブームも相俟って働く側には人気はあるのですが、動物看護師の毎月のお給料は15万円程度、年収も200万円前後と、とても生活していけるものではありません。

「動物看護師」の世界は、まだまだ社会的な立場が確立できない状態の中で、今のところは動物の好きな人の‘やりがい’に支えられているようです。

前のページ
臨床工学技士の求人・転職ならジョブスルー  放射線技師の求人・転職ならジョブスルー  臨床検査技師の求人・転職ならジョブスルー